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【レポ】平塚八幡宮 例大祭 演奏の奉納

こんにちは。

毎日暑いですね、津上弘道です。


先日8月15日に、平塚八幡宮さんの例大祭に参加しました。

午前は個人的に例祭で傘持ちのお役を。

午後は主催している尺八ワークショップ・グループレッスンの皆さんと、御神輿との行列に参加しました。


 

神社のお祭りというのは最近までご縁がなく、昨年平塚八幡宮例大祭に参加したのが初めて。今回が2回目の参加です。

昨年に引き続き「傘持ち」のご奉仕をさせていただきました。

朱色の装束を着て宮司様へ差しかける大きな傘を持つお役目で、神社の大鳥居から御殿まで、一緒に練り歩きます。


神社の練り歩きの面白いのは、まず音楽があること。

令人といわれる雅楽の演奏者が音楽で行列の到来を知らせるという考え方で、先頭を歩くというのは昨年教えてもらったこと。


それで思い出すのは、古代中国を代表する思想である儒教では「礼楽思想」といって、世の中の秩序を「礼」という秩序体系で整えることで、国が平らかに治まるといいます。

音楽というのは、それを具体的に成すための手段と見られていて、重要なものとされていました。

国家事業なので、行う人、機会、規模や詳細が決められていて、その通りやらなきゃいけないもの。

ちょっと今の音楽観とは違いますよね。


雅楽も遣隋使・遣唐使を通して中国からもたらされたものなので、そういった考えが今にも残っているような気がして、今年もとても面白くご奉仕してきました。

そのほかにも儀式の中で少しお役を務めましたが、日本の神様の感じというのは独特で面白い感じがします。

なにかあえて中空に焦点を合わせているような感じというか。


 


夕方からは八幡様でのW.S.や教室の皆さんと、神幸祭と御神輿の行列に参加。

八幡様と相談の結果、今回は「豊栄舞」「道行」を演奏しました。

衣装は神社から貸していただいた裃(かみしも)!


初めての本番はとかくいろいろなことがあるもので、

「豊栄舞」の演奏を始めた瞬間に雨が降ってすぐ上がったり、

すぐ前の神楽囃子の音に自分たちの音がほとんど聞こえなくて合わなかったり(しかしこれは例年のことらしい)、

暑さの中の演奏で意識が飛びそうになったり、まあ色々ありましたがとてもよい体験でした。

機会と頂いた八幡様には本当に感謝です。


個人的には、何より参加していただいた皆さんがこの日に向けてかなり気合を入れて練習していただいて、どんどん上達される様子が感無量でした。

演奏するのは初めての曲、人によっては初めて楽譜を使う、そして練り歩きなので両曲暗譜というのは結構ハードルの高いものだったと思うのですが。

自分もそうですが、やはり目標があると全然違うものですね。


こういう機会をできるだけ作っていきたいなというのは今回一番強く痛感したことでした。

(と言いつつ、次は9/17のぼんぼり祭りに皆で参加させていただきます。再び感謝!)



 


今回はお祭りの後の直会で、皆さんと少し打ち上げのようなこともできたのも印象深かったです。

人と人が繋がる上で、複数の関わり方の場を持つことは肝要ですね。


多角的な相互理解、大事です。




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